100 Score chart

野手
打撃/守備/走塁
先発ブルペンプロスペクト/資金力Total
44.7
/60
10.1
/20
4.9
/10
6.9
/10
66.6
/100

※項目別に30球団の修正WAR合計を相対評価し100スコア化している

チーム総合評価
MLB総合ランク16位 ALランク8位

  • 野手能力は総合的に悪くないが、投手力が足を引っ張っている。
  • 打力はややパワー寄りにコンタクトも悪くなく(MLB平均 打率.253/OPS.760/HR 220本に対して、打率.259/OPS.790/HR 245本)、補強した2人のパワー型野手(Renfroe、Cordero)からも、チームとしての方向性はパワー重視だろう。
  • 19年オフのベッツのトレードから1年経ち、JBJ(FA)及びBenintendi(トレード)もチームを去り、18年WC時の外野トリオは解体となった。RenfroeとCorderoはパワー型であるが守備も悪くなく(コンタクト力が高くない)、CF Verdugoも含め外野は守備力も備えた選手を置きたいBOSの方針がわかる。LFは狭いが、CFとRFは広い球場なのでこの点は戦略上重要なのでしょう。
  • BOSはチーム戦力のサイクルが綺麗なチームである。やや解体し再建→成長→収穫の流れをこれまで見事に作れてきている。(2004年、2007年、2013年、2019年にWC)今は成長期に入り始めたところなのだろうが、実はチーム総年俸は2.06億米ドル(贅沢税計算ベース)で何と全体3位である。何というコスパの悪さ。これはPrice等の既にチームを出ている選手の負担分を含むためだ。40man rosterは1.21億米ドルであり全体14位である。来年以降予算に余裕が出てもっと勝負をかけていけるだろう。そういう意味で今年はまだ雌伏の年のはずだ。
  • 打てて守備力が高いCであるVazquezは専門家人気が高い。安定した打撃成績を残すBogaerts、若いDevers、Verdugo辺りがチームを支える柱である。覚醒待たれるDalbecはSpring Trainingで爆発しており期待抜群だろう。J.D.は(サイン盗みをしていたかどうかはさておき)ビデオルームを試合中に使えなくなった影響で打撃力が20年は別人のように落ちたが21年は果たしてどうなるか。
  • 投手陣はCOVID-19のE-RODが好成績を残した19年のように躍動できるかが一つ注目のポイントである。故障で開幕は少し出遅れるようだが大事ではない様子だ。TJ手術明けのエースのSaleの復帰予想は5月~8月とかなり幅広い。まず何月に復帰できるか。(おそらく)コンテンダーにはならなさそうなので早める理由は乏しいだろう。そして復帰したとしてかつての無双ぶりの能力は戻ってくるのか。その点含め投手力は読めない部分が多い。
  • 何より良くないのはブルペンである。OttavinoをNYYよりトレードで獲得したものの、全体的に見込WARは低くAL内最下位となっている。

注目選手

Alex Verdugo
外野手 24歳 2014年LAD Round 2(全体62位)
何とも悪ガキって見た目の選手である(実際に素行もあまり良くないみたい)。しかしながらLAD時代から高い打撃能力は健在であり、移籍1年目の20年もBOSで上々の結果であった。何よりあのベッツのトレード対価でもあり21年以降も良いパフォーマンスを発揮するだろう。ただ、若いといっても今年がMLBサービス期間3年目でありオフには調停権獲得しているだろうから年俸上昇は避けられない。上述のとおりBOSの勝負年は今年ではないため、あまりに沈むようであればより将来性にシフトしもっと若い選手を獲得するためのトレード対価になる可能性はあるのではないかと思う。
Alex Verdugo 2020 Highlights – YouTube

Depth Chart (FanGlaphs)及び感覚調整

Position Players

Starting Pitchers

Bullpen

2020 実績