各地区の傾向

各地区の全体Stats -Batting-

各地区の全体Stats -Pitching-

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主として各球団の戦力分析において地区を移動した移籍選手の評価を行うために確認(どこかのサイトで確認できた気もするけども・・・)
2020シーズンは特殊なシーズンであり、60試合を同地区内のみで実施でした。(同リーグ40試合・インターリーグ20試合)
異なる地区間の強さ・弱さを純粋に比較という点ではあまり有効な数値とならないのだろうけども、その地区が打高だったのかそうではないのかという事は、別の地区に移動した投手の成績を予想する際の参考事項にはなると思って確認しています。
2020において、NLのサイヤング賞を争ったBauerとDarvishはともにNL中地区であり対戦相手の打撃力の低さの貢献があったのではないか、ということは散々言われていた。この際疑問に思うのは、鶏が先か卵が先かの理論であり、投手能力が高いから打低の傾向となっているのか投手能力が低いから打高の傾向となっているのか、ということ。
NL中地区の試合を見る限り、私は打撃能力が高くないから投手成績が良くなっている、というのは明らかに感じた。PIT、CHC、CIN、MIL、STL・・・正直どの打線をみてもゾクゾク感が少なかった。優勝しているCHC打線ですらとにかく湿りっぱなしだった。打撃成績1位といえるNL東地区の加重平均打率.263に対し、NL中地区の.224はかなり低く、なんとその差はほぼ.040。BauerとDarvishの2020シーズン投球はかなり素晴らしかったけども最大級の絶賛を与えるのは共にNL西地区に移動し組み合わせも通常に戻る2021シーズンを見てからでも遅くないと思っている。DarvishはAL得点力2位のCWS相手に相当いいピッチングしていた。ただ数少ない敗戦の一つはMINからでした。
確実にいえることは、打撃成績1位といっていいNL東地区でサイヤング賞3位のDeGromはやはり圧倒的だということ、である。

次に地区別成績から読み取れるのは、AL西地区が何ともパワーダウン感否めないってことですかね。自分が応援しているOAKの所属地区なので残念ですが。
周知のとおり、サイン盗み等の影響もあって2019まではHOUの猛打線の成績結果があってもう少し打高感あったと思うのですが、2020のレギュラーシーズンでは主力バッターが軒並み成績落としたのでAL西地区は打撃成績で5位、投手成績では3~4位ぐらいと微妙な感じになっています。LAAはかなり打高寄りのチーム編成していますが、広いホームスタジアムが多くナチュラルには投高寄りのリーグなのかなと感じるが21シーズンは果たしてどうなるか。
NL中地区のように打撃成績がしょぼいと対称として投手成績も良くなるはずなのですが、全体の1/3であるインターリーグでNL西地区に打たれまくった結果そうでもない結果となっているのでしょうね。

最後に全体結果が示唆してくれるのは、「打てないとPSでは勝ち残れない」ということかな。WSはともに打撃成績が高い地区からの、TB(AL東)vs LAD(NL西)からだったので。NYYの影に隠れてインパクトは薄いですがTBの得点力は実はリーグ6位で決して低くなく、LADは言わずもがなの無敵な打撃力を要するチーム。CS敗退のATLの打撃力も高く、HOUもRSではいまいちながらも本来的には高い打撃力のチーム。
21はボールも少し飛ばなくするという話もありやや投手力有利寄りにシフトするかなと少しだけ思う。すると、OAKも地区優勝のワンチャンありかなと。少し前までは全体HR数MLB4位になるほどのHRチームでしたが、21は投手押し感が強いですし実際そこに期待している部分もある。ただ地区優勝してもPSでは勝ち抜けなさそう。