イチローが次の満票殿堂入りになる6つの理由

記事引用元:Cut 4, Jake Mintz, Six reasons why Ichiro should be the next unanimous Hall of Famer, Jan. 24, 2019 https://www.mlb.com/cut4/ichiro-should-be-the-next-unanimous-hall-of-famer/c-303102318

<記事要約>
2018年5月にGM特別補佐に就任したマリナーズのイチロー(45)が、この度マイナー契約を締結した。2019シーズン開幕戦故郷の日本開幕戦で出場機会を得ると考えられる。
10回オールスター出場のイチローは、その候補となった初年度に殿堂入りするのはまず間違いないだろう。一方、最近リベラが満票殿堂入りを獲得したことは、イチローの栄誉を再評価する機会を私に与えた。イチローよりも優秀な選手はいるだろうが、イチローはこれまでの球界において、並外れて傑出した選手の一人だろう。多くの人が、翌年の投票でデレク・ジーターが満票で殿堂入りを果たすと信じているが、私は、ジーターを含め誰一人イチローより前にその栄誉には値しないと考えている。その6つの理由を説明する。

IchiroCool

1; 史上最高の人気者であること
・イチローがメジャー挑戦した2001年の日本人口は約1億2,700万人であり、それらの多くがイチローについて何かを語ることができる程の人気と知名度である。(小包に”イチロー”と書けばおそらく彼に届くほどに。)
・また、米国でも人気が高い。多くのスターはライバルチームにとって、憎き敵であるが(BOSにとってのジーター、カブスにとってのプホルス等)、イチローには敵がおらず好かれている。

2; 空前のヒットキングである
・日本でのヒット数1,278にメジャーでのヒット数3,089を合計した数は4,367であり、これはピート・ローズの通算記録を111上回る。
・もちろんNPBでのレベルがメジャーに劣っているため、単純な比較はできないという声はあるだろう。しかしながら、NPBでの年間試合数はメジャーよりも30試合程少なく、彼が最初からメジャーでプレイしていればもっと数を伸ばしていた可能性もある。
・通算記録にケチをつける人がいようが、2004年の262本のヒットがいまだにシーズン記録ということは変わらない。

3; 野球の国際化を促進した
・1990年代、野茂英雄等が投手として日本人が活躍できることを証明していたが、日本人野手として初めてメジャー挑戦したイチローは、日本人野手もメジャーで通用することを示した。
・そのことが、その後、大谷翔平等の日本人選手をメジャーに誘った。

4; 格言マシーン
・殿堂入り投票を行うスポーツライターは、選手からの格言が大好物であり、イチローは多くの格言で記者を楽しめてくれた

5; 永遠のプレーヤー
・イチローが日本でデビューした1992年、マチャド、ベッツ、ハーパーはまさに生まれたばかりである。イチローはこんなに長く野球選手としてプレーしている。

6; 誰よりも野球を愛している
・特別補佐となった昨シーズン、ダグアウトから試合を観戦することは叶わなくっても、イチローは、勝利後誰よりも早くフィールドに駆け付け、定期的にバッティングピッチャーの役目を担い、いつもサポートを必要とする若手の周りにいる。
・27年プロ選手として活動し多くの経験を得たイチローが、まだ狂ったようにこのスポーツを愛している。

<感想>
打撃、走塁、守備の指標がどうだとかもっと具体的な内容を期待していたが、えらく抽象的な記事であった。笑
私は今30代前半で、ちょうどイチローが脚光を浴びた1994年頃に小学生低学年ということで、私にとっての野球スターはイチローから始まった。少年野球の時は、グローブはイチローモデルで、バットもイチローの姿がプリントされたもの。そのくらい、イチローが純粋に好きであったし、周りでも野球をしていなくても彼を好きだった人がいるぐらいの人気者だった。また、私は、大阪南部の育ちで、当時の近鉄のホームグラウンド藤井寺球場が近かったからよく行っていた。対オリックス戦で、外野席からみるイチローの姿に興奮するだけでなく、この駅からイチローが歩いたのか・・・と道にも興奮するぐらいだった(今思うとバスだろうからありえないのですが。笑)
そんなイチローを愛していた少年も今では腹がでるのを抑えられないぐらいの大人になった。27年とはそんな年月である。
イチローがメジャーに行ってからも、特にメジャーの試合を見たりするわけでもなく、他の多くの日本人がそうであるように、記録達成前後でスポーツニュースでWatchする程度であった。
今では、毎日からMLBを外すことができないくらい、毎日記事・映像に目を走らせているが、イチローの今の状況を見るのは、かつての活躍が見れなくて悲しい、という思いと、イチローが去るまでに生の映像を見たい程度に関心をもてて良かったという思いがあり、少し複雑な心境でもある。ただ、MLBのレベルの高さが前よりはもっと理解できるようになり、イチローの偉業の大きさを測る尺度を精緻化できたことは本当に良かったと思う。
その”時”は確実に近づいていると思う。記事のとおり、殿堂入りは間違いないんだろうけど、個人的には、イチロー監督 in MLBが見たいですね。

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