ナ・リーグ中地区が最も強い7つの理由
記事引用元:MLB.Com, Richard Justice, 7 reasons NL Central is MLB’s toughest division, Jan. 19, 2019 https://getpocket.com/a/read/2460481667
当オフシーズン、積極的に勝負をかけているNYMの新GM Wagenenは、「我々についてこれるか」とナ・リーグの他チームを嘲った。
(記者はこの態度に批判的な一方で)このコメントは面白い議論を生じさせた、どのディビジョンが最も強いのか?という議論だ。
ナ・リーグ東地区か?潜在的に4つのチームは実によくなった、ワールドチャンピオンを狙えるほどに。ア・リーグ東地区はどうか?BOSとNYYが再び100勝をする位置にいて、TBが90勝をした2018に続いて、よくなっている。
これらより、さらに向上した一つのディビジョンがある、ナ・リーグ中地区である。5チームすべてがポストシーズンに出ても遜色がない。(制度上それはあり得ないが・・。)
ナ・リーグ中地区が最も強いディビジョンである理由を七つ説明する。
- トップチームの成長:2018に96勝をし、リーグ制覇したMILですら、さらにチーム力を向上させた。キャッチャーのGrandalを獲得し、前エースのNelsonが返ってくることに加え、Woodruff、Corbin Burnes及びFreddy Peraltaといった若い選手も伸びしろがある。
- ファーストポジションの充実:ポジション別ナ・リーグWARランキングにおいて、5位(Rizzo; CHC)、6位(Votto; CIN)、7位(Aguilar; MIL)がいるファーストポジションにさらに、2位のGoldschmidtがSTLに加わった。Goldschmidtは全ポジションにおいては、ナ・リーグ6位である。
- GoldschmidtがSTLにもたらす安定的な打撃:2013年からの6年累積WAR 32.9はナ・リーグトップであり、その打撃力は、STLをリーグ2位のオフェンス力に変化させる。
- CHCの戦力の充実さ:CHCは、2018において、Kris Bryantを60試合欠き、ダルビッシュは8試合しか投げれず、クローザーのMorrowは後半戦全てを投げられなかったにもかかわらず、95勝をした。
- PITの隠れた実力:あまり知られていないが、そのSPローテーションはナ・リーグのトップクラスに匹敵する。若手の内野手である1B Bellと3B Hayes(PITのNo.2プロスペクト)がハマれば面白いことになるだろう。
- CINの再建スピードの早まり:Puig、Roark、Woodをこのオフシーズンに獲得し、再建はコーナーに差し掛かったといえる。さらには、Sony Grayを獲得し、Keuchelの獲得候補からも除外されていない。
- Vottoの存在:Vottoは、最も優れたプレーヤーとはいえないが、最もスマートであり、面白く、魅力的な選手である。
まさかの、Wタイブレークとなった2018のナ・リーグ。勝ちきれなかった印象のある西地区に比べ、MILが最後にぎりぎり追いついて差した中地区は最もリーグとして面白かったのは間違いない。
最下位のCINが4割である一方、他の4チームが5割を上回ったレベルの高いチームであり、2018の結果としては文句なしにナ・リーグが一番強いリーグである。ナ・リーグ東地区のような多くのMoveはないものの、GoldschmidtのSTLへの加入が相当にインパクトが大きく、この面白く競合ある地区をさらにヒートアップさせるだろう。
このサイト上でも、いずれはっきりと”順位予想”をするつもりだが、私自身今からとても楽しみにしている。現時点の印象では、若手が育ってきつつ大物加入のSTLが期待できると考えている。一方、ダルビッシュの復活を応援したいので、彼の活躍が貢献しCHCが飛躍するのも見たい。もちろんMILのバリエーション豊かな野球も面白いし、Puigが加入したCINも盛り上がりそうである。