19の冒険的な予想
記事引用元: MLB.com, 19 bold predictions for MLB in 2019 , Jan. 1st, 2019
https://www.mlb.com/news/predictions-for-2019-mlb-season/c-302274416
記事元ライターのAnthony Castrovince氏は毎年この予想を公開しているのだろうか。2018年版を掲示板で見たことあって、確か結構当たってたりもした。
記事では同氏が、2019年のMLBシーズンで起こる出来事を、冒険的に(大胆に)予想するものである。(ただ、あえて当たりそうもない予想を選んでいるニュアンスが記事にはある)今回はその見出しと個人的に気になった点についてコメントしたい。
- BOSはかろうじてプレーオフに進出する
- HarperはSTLと契約する
- HOUはリアルミュートをトレードで獲得する
- CorreaがTroutを抑えてアメリカンリーグMVPを取る
- Machadoは10日以内にサインする
- Bumgarnerは(夏に)トレードでATRに行く
- deGromは20勝する
- WSHがナショナルリーグ東地区を優勝する
- イチローが日本開幕戦でホームランを打つ
- Guerrero Jr.以外の誰かがアメリカンリーグ新人王を取る
- 3人(Rivera、Halladay、Edgar Maritinez)が殿堂入りする
- TBがアメリカンリーグの1stワイルドカードを取る
- TB以外の1チームがオープナー(ブルペンデー)を先導する
- CLEはBauer及びKluberのいずれもトレードに出さない
- SDはプレーオフにたどり着かないが、7月後半にはコンテンダーになっている
- Hoskinsがホームランダービーを取る
- CHCがナショナルリーグ中地区を優勝する
- NYYがワールドシリーズを勝つ
- (予想を行った記者が)2019年末にこれらの予想を読み返してドン引きする
同氏は、つまり、アメリカンリーグ東地区について、1位NYY、2位TB、3位BOSになって、TBとBOSがワイルドカードになると予想しているということである。NYYがワールドシリーズ制覇は可能性としてあると思うけども、あの圧倒的強さのBOS(しかもそこまでメンバーが変わらない中で)が、TBの後塵を拝すとは中々思えないな。
予想13で、TB以外の他チームもオープナー(又はブルペンデー)を積極的に採用していくことを示しているわけであるが、また、それは多くのメディアも予想していることでもあるが、私はあまり今シーズンのTB程の成功はどこもおさめないのではないかと感覚的に思う。
理由の一つに、おそらく多くのSPとファンが望んでおらず、支持を得ない戦術は失敗する気がするからだ。オープナー後にロングリリーフするSPの評価が難しいと想像するのが、この戦術がSPサイドが望まないのではないかと思う理由だ。
2018年のナショナルリーグ リーグチャンピオンシップでは、通常先発ローテーション(LAD)vs オープナー(MIL)のシリーズ構図だったが、結果はLADに軍配があがった。勿論この起用法だけが勝負の分かれ目とは思っていないが、見る分には好投している先発投手を見続けるのは面白いし、多くの投手が投げるということは本調子ではない投手を含むリスクも高くなるというように思った。
予想9のイチローホームランはわりとありえると思うし期待したい。東京ドームで狭いし、イチローも狙ってくると思う。